地域住民の方へ - 一般社団法人 南房総市観光協会

地域住民の方へ

アンケートにご協力ください

南房総市観光協会
2023年 観光客受入に関する市⺠アンケート

調査結果PDF(簡易版)

たくさんのご協力、ありがとうございました。

観光でまちを元気に!

はじめに

観光は人々の心や人生の豊かさを向上させます。多くの人が行き来することで、観光産業だけでなく農業や漁業、製造業、IT産業なども活性化します。まちの発展を支え、暮らしを豊かにし、インバウンドによる交流で国際親善や国際平和に貢献します。また、地域の魅力を発見することで、改めて住む街の素晴らしさに気づき、自然や伝統文化を大切にする心も育まれます。

ホテルや旅館で働く人
飲食店やおみやげ店で働く人
旅行会社で働く人
観光客の移動を支える人
テーマパークなどで働く人
安全・快適な観光を支える人
新型コロナウイルス感染症の拡大で観光需要が急激に低下したことにより、観光が多くの産業や文化・芸術に与えていた影響が顕在化したのは、記憶に新しいところです。
南房総市観光協会では、観光をコロナ禍前の状態に回復させるだけでなく、南房総や近隣の関連するエリア全体の社会問題や課題解決につながる持続可能な観光の街作りを目指しています。
そこで、観光が私たちの生活などにどのように影響を与えているかをご紹介します。そして、南房総に住む私たちが、この地をよりよくするために、どのような取り組みができるのかを考えてみたいと思います。

南房総市観光の現在地

南房総市の観光を詳しく知る

南房総市に訪れる観光客が宿泊や観光施設、おみやげ店などを利用することで、経済効果が生まれます。ホテルや旅館、レストランなどで使用される食材に地域産のものが使われていれば、農業や漁業にも効果が波及します。製造業やサービス業などにも関わってきます。では、実際にどれくらいの人が南房総市へ観光に訪れているのでしょうか。
過去5年間のデータを見てみます。(千葉県と南房総市が発表している資料を参照しています)

南房総市の観光入込数の推移

2019年2020年2021年2022年2023年
4,440千人3,082千人3,182千人4,137千人-千人

千葉県全体に於ける観光入込数の推移

2019年2020年2021年2022年2023年
185,898千人108,162千人109,559千人137,734千人164,419千人
2023年では、東葛飾地域(約5,641万人)が最も多く、次いで千葉地域(約2,616万人)、印旛地域(約2,387万人)、君津地域(約2,193万人)、安房地域(約1,029万人)の順となっています。この5地域で、県全体の84%以上を占めています。

南房総市の宿泊客数の推移

2019年2020年2021年2022年2023年
394千人229千人301千人515千人-千人

千葉県全体に於ける宿泊客数の推移

2019年2020年2021年2022年2023年
29,229千人14,131千人14,085千人22,800千人27,774千人
2023年では、東葛飾地域(約1,417万人)が最も多く、次いで千葉地域(約372万人)、印旛地域(約338万人)、安房地域(約255万人)の順となっています。この4地域で、県全体の約86%を占めています。

地域の区分けはこちらの画像ファイルをご参照ください(千葉県の資料より)


GAP調査における考察

アンケート調査の結果を見る

南房総市観光協会では、2021年09月01日(水)~2021年09月02日(木) に、株式会社リクルート じゃらんリサーチセンターに協力を仰ぎ、インターネットリサーチ「 マクロミル 」のモニタ会員 1,048名に対しアンケート調査を行いました。
その結果から見えてきた内容を考察してみます。

南房総グルメの喫食経験

南房総市の観光スポットの来訪経験

南房総市のアクティビティの体験率

南房総グルメの満足度

南房総市の観光スポットの満足度

南房総市のアクティビティの満足度

南房総市への来訪目的

来訪目的を見ると「地元の美味しいものを食べる」「ドライブ」「温泉や露天風呂」が上位で、都心からのアクセスに優れ、かつ風光明媚な自然、海や山を魅力とする南房総市らしい結果と言えます。
「シニア夫婦層」「子連れファミリー層」が、来訪者のボリュームゾーンとみられることから、その世代の興味が結果に結びついているようです。
グルメや観光スポット、アクティビティの満足度などから見えることとして、海鮮コンテンツ中心の観光目的となるようなご当地グルメを作り、ニーズの高い温泉、さらに原岡桟橋やサンセットクルーズなど自然を活かした写真映えするスポットを組み合わせたプランを検討していく方向が最適と考えられます。

GAP調査の資料は以下よりダウンロードいただけます。容量が大きいのでご注意ください。
全ての資料(9.11MB)
要約(2.48MB)

観光は平和のパスポート

平和な社会を築くための大きな役割

1967年、国連は「国際観光年」を制定し、「観光は平和へのパスポート」というスローガンを掲げました。この言葉が示す通り、観光は経済の発展だけでなく、世界中の人々が互いに理解を深め、多様な文化や価値観を尊重し合うことで、平和な社会の実現に貢献する重要な役割を担っています。
近年、ウクライナや中東など、世界各地で紛争が続いている状況を鑑みると、平和は決して当たり前のものではないという現実を突きつけられます。
日本では、平和な社会を前提として、地域経済の活性化に寄与するものと観光を捉えることが多いですが、世界平和への貢献に繋がるという視点があることも忘れてはいけないと考えます。

これからの南房総観光

街づくりを進め、暮らしを豊かにするために

首都圏の観光事業者やネットエージェントとの連携した観光商品の販売やキャンペーン展開、受入態勢への意識改革など各業種の役割や得意分野のつながりが、少しずつ集客効果を現し始めています。
風光明媚な自然に加えて、天然温泉、野菜・果物狩り等の収穫体験、ツリーイング、ヘルスウォーク、キャンプ、BBQ...。海鮮等の豊富な「食」など家族向けコンテンツが整っており、さらに都心から車で約1時間半というアクセスの良さは強みです。
一方で、二次交通が弱い、日帰り客の増加、海水浴人気の減少といったマイナス要因もあります。
南房総市観光協会は、街を取り巻くこのような要因や取得したデータ等から、これからも日々、観光資源の磨き上げや情報発信、環境整備などを行っていく所存です。

南房総市観光協会が考える今後の観光戦略

【主なターゲット】

  • 首都圏に住む小学生以下の子どもを持つ30~40代ファミリー層

【ターゲットの誘客に向けた取組方針】

  • ファミリー向けの観光コンテンツを造成し、南房総 市観光協会HPへの掲載や、パンフレット配架にて露出を高める。また国内最大級のOTAじゃらん netも活用し、家族向けプロモーション実施etc

【観光地域づくりのコンセプト】

  • SDGs(持続可能な開発目標)について体験を通じて感じ、楽しく学べる場所

具体的な取り組み

【観光資源の磨き上げ】

  • 地元の資源であるアジを活かしたサステナブルなご当地グルメ 「うまアジ∞」を開発 ・海洋ごみを利用したプラスチック アートづくりコンテンツを開発
  • 電動トゥクトゥクの実証実験を実施。
  • 漁協や海岸関係者と協働し、教育 旅行コンテンツ化も見据えて藻場 の再生の実証実験を開始

【情報発信・プロモーション】

  • 「うまアジ∞」を特集したじゃらんパンフレットを作成し配架およびじゃらんnet上で露出
  • SDGsに配慮した旅のコンテンツを10点開発、これらをまとめて教育旅行向けパンフレットを作成しPR

【受入環境整備】

  • 観光サービスの利便性向上を目的に観光DX化を推進(キャンプ場のWEB予約や事前決済etc)

アンケートご協力のお願い

あなたと共に観光まちづくり

(一社)南房総市観光協会は、2024年3月29日付で観光庁の「観光地域づくり法人(DMO)」に登録されました(登録番号 第30178号)
南房総市は、2006年に6町1村が合併し、18年が経過しました。2006年の人口は45,812人、2024年10月時点で34,186人と、18年の間に11,626人が減少しています。人口一人当たりの年間地域内消費額は、約120万円と言われており、2006年の年間地域消費額は約550億円、2024年は約410億円と推測され、18年前と比較すると年間で約140億円の地域内消費額が減少しています。その為、これまで「地元の方がお客様」だった事業者の方も、「観光でお越しの方もお客様」とマーケットを広げて考える必要性が出てきております。これは、南房総に限らず、人口減少と高齢化が進む日本国にとっての課題でもあります。今、全国各地の「観光協会」は、地域住民と一体となった「地域経営」に取り組みを開始しています。

現在、観光協会では、「住んでよし、訪れてよし」の観光地域づくりに取り組んでいます。この取り組みの一環で、観光客受け入れに関する市民の意識についてのアンケートを実施します。ご協力、お願い致します。

アンケートにご協力ください

南房総市観光協会
2023年 観光客受入に関する市⺠アンケート

調査結果PDF(簡易版)

たくさんのご協力、ありがとうございました。

広報みなみぼうそう



2006年、和田・丸山・千倉・白浜・三芳・富山・富浦が合併し、南房総市が誕生したときの広報誌です。南房総市の将来像や合併前の地域の歴史などが記載され、とても興味深い内容となっています。
広報みなみぼうそう