安房の国札三十四カ所観音霊場巡礼は、鎌倉時代、世情が惨憺たる有様だったことに心を痛めた時の高僧たちが相図って、安房国内に奉安する観世音菩薩にご詠歌を奉納し、厨子の帳を開いて巡り、拝んだことに始まるといわれています。
建てられてから数百年が経過した堂宇、古人の魂が籠った彫刻、太古以来の自然と巨木、絶景、都会の喧騒にはない静寂。古寺巡礼では、非日常の空間と時間によるパワーをもらうことができます。
食事や観光なども考慮に入れ、ハンドブックや地図を頼りに「巡礼の旅」にチャレンジしてみませんか。

安房国札観音霊場巡りでは、便利なスマートフォン用のアプリがあります。
安房国札観音霊場三十四箇寺と番外三箇寺についての概要とともに、駐車場やトイレ、道の駅などを紹介しています。
アンドロイド専用で、無料、無課金ですので、ぜひインストールしてご利用ください。

安房国札観音霊場の公式組織「安房国札観音霊場会」のアドバイスをいただきながらアプリは制作されたとのことです。
安房国札観音霊場会のウェブサイトもぜひご覧ください。

安房観音霊場巡りは、順打ち、すなわち札所の番号順に巡礼するのが基本ですが、好きなところや観光スポットの近くから始めるのも良いとのことです。
楽しみながら、巡礼を進めていきましょう。